〜私たちは私たちの隣で生きているその人のことをよく知らない。〜
「怪物はどこだ。」
人が人よりも優位に立ちたい、っていう話をなんだかずっと書いてきたような気がしています。
思えばそういう競争の中にいた四半世紀でしたから、
そういう物語を書くことの環境的な条件は整っていた気もします。
で、僕はこの「人よりも優位でありたい」という欲は半ば本能だと思ってまして、
本能だからこそ、ちゃんと飼い慣らせば、どうとでも付き合える気がしています。
仰々しく言ってみましたが、普段そんなことばっかり考えているわけもなく、
言うて僕も割と博愛主義の善良な一市民だと思っています。真剣です。はいそこ笑わない。
ただ、ふとした瞬間にひょんなことでとんでもないことを口走ってしまうことがあって、
そういう時に、この本能の怪物っぷりを考えます。
ちっちゃいですが、確実にいます。
今回は、そういうものと闘うための演劇をやります。
ちょっとだけ枠を広げて、日本人、というところで語ってみようと思います。
13人、の、日本人たちの会議劇。劇場でお待ちしています。
脚本・演出 北川大輔
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外国人労働者の住む割合が高い街の日本人によるまちづくり会議。
円満に終わるはずだったのに各々の思惑がぶつかって、会議は思わぬ方向に走りだす。
13人のキャストで送る、一幕会議劇。
小島明之
辻貴大
工藤さや
小林樹
ししどともこ
橋本博人
小角まや(アマヤドリ)
宍泥美
島野温枝(東京タンバリン)
杉原幸子
新名基浩(天辺塔)
安藤理樹(PLAT-formance)
小沢道成(虚構の劇団)
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