もしも僕がイラク人だったら

Past

もしも僕がイラク人だったら

展示公演という聞き慣れない言葉を使わせてもらっていますが、要はカムヰヤッセンの過去のフライヤーなんかを展示して、しかも公演もしちゃいますよ、という感じのアレです。

展示のために、いざ過去の資料なんかを振り返ってみると、その整理のいい加減さにいままでのものぐさを反省する傍ら、これまで引いてきた短い線分がこの先にどんな線を描くのか、そんなことを想像してみたりします。

さて、今回の演目「もしも僕がイラク人だったら」についてなのですが、これは2004年に、学生時分に所属していた劇団の大先輩にあたる大根健一氏の作で、僕はこの4再演目を拝見しました。初めて、いつか自分がやってみたい、という本でした。あれからかれこれ7年ほどたって、ようやく辻くんを口説き落としてやらせてもらうことにしました。

政治的なあれこれとか、思想的なヤンヤヤンヤとか、そういうものを一切抜きにして、ただただ想像している戯曲の真摯さの前に、ちょっと途方もなくなったこともありましたが、この「もしも」に全力で賭けてみました。

60分一本勝負に是非お付き合い下さい。

というわけで、東京芸術劇場のアトリエでお待ちしております。

演出 北川大輔

キャスト

辻貴大
北川大輔

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